民生委員・主任児童委員

民生委員・主任児童委員は民生委員法・児童福祉法に基づき、地域から選出され、横浜市の推薦を経て厚生労働大臣から委嘱されます。

高齢者、子ども、障がいのある方などすべての方が住み慣れた地域で安心して暮らせるように、支援を必要とする方の相談に応じ、問題解決の支援をしています。

 

西町会では12名の方が選出され、活動をいただいております。

 

民生委員・児童委員とは

民生委員は児童委員を兼務しているため、一人の民生委員を「民生委員・児童委員」と呼んでいます。担当地域を持ち、地域住民の見守りや必要な支援を行うことで、地域福祉の推進を担います。また、行政機関の業務に対する協力も職務のひとつとなっています。

民生委員の活動とは

 

地域住民の生活実態と福祉ニーズの把握が、最も基本的かつ重要な活動になります。地域活動や訪問活動などの機会を通じて、担当地域内の実態を把握し、援助を必要としている住民の相談に応じ、福祉サービスの利用援助や情報提供を行います。しかし、様々な役割のある民生委員が、個人で活動するには限界があり、自治会町内会や社会福祉協議会、地域ケアプラザなど地域福祉団体との協力が不可欠です。また、専門的な知識が必要なケースについては、守秘義務の範囲内で、地区民生委員児童委員協議会の場で相談したり、専門機関につなげたりします。
これらの活動を通じて、地域を知ったり、福祉や社会の勉強にもなり、仲間も大勢できます。

相談援助・調査活動

 

1)登校拒否、いじめや虐待などの児童に関すること、家族のこと、生活のことなど、心配ごとや困っていることの相談にのります。

 

2)「行政と地域のパイク役」として、ひとり暮らしやねたきりの高齢者、障がいをもつ方へいろいろな福祉のサービスの情報を提供します。

 

3)行政機関が証明すること以外のものについて調査書を発行します。ただし、事実の確認が可能なものに限ります。(民生委員・児童委員)

地域での取り組み

 

災害に備え、要援護者支援につながる役割として、「日吉本町地域ケア委員会」という名称で『災害時にひとりも見逃さない』という目的で活動をしています。

民生委員・児童委員の他に西町会からも20名がサポートをし、総勢70名ほどで動いています。 

 

具体的には支援体制づくりも兼ねて、一人暮らしの高齢者や障がいをお持ちの方の「災害時要支援者」への定期的な訪問で日々の見守りや安否確認を行っています。これは孤独死、孤立死を私たちの町から防ぐ役割にもなります。たくさんの見守りの目があることで、安心してこの町で暮らせることに繋がります。

地域での新たな取り組み

 

2018年秋より、民生委員の見守りが必要な方を町会の協力で地図化する作業を進めています。もちろん公開はできませんが、不慮のときにはその地図を使うことで敏速に動けるかと思います。

日吉地区の5地区(日吉町、下田町、箕輪町、日吉宮前、日吉本町)の事業

 福祉から見た防災マップ作成

 

平成28年から五年計画で、異常気象からくる豪雨と大地震に備え、自分たちの身近な地域の危険な所を知り1634分の1の地図に落とすために、福祉目線でまち歩きをし、「福祉から見た防災マップ」を作成中です。

崖崩れのおそれのある所、道路にある消火栓の位置、子ども110番のある家、公園にある水道、トイレ、地下に設備してある水槽、空き家等を調べ地図に載せます。

 

いずれは、いきいき会館に展示し、町内会の誰もが目にできるようにする予定でいます。また、防災関係だけではなく、西町会内の景観の良い場所で、桜の見事な所、富士山の眺めが良い所なども載せる予定でいます。