防災訓練                                                                    9月30日(金)夜間訓練と10月1日(土)の2日間で実施

今回の防災訓練は下記の2つを決めました。

 

1、コロナ禍なので人数制限をすることにし、参加者は町会役員、常任理事、防災対策委員(家庭防災員、民生委員含む)、班長として事前に参加者人数を把握して行うこととしました。

 

2、訓練のための前日の準備はせず、震度6強の地震が発生し「断水、停電」の被害想定で、集まれた人で会場を作り、避難者を受け入れることしました。

 


・9月30日(金)の訓練内容です。

 

午後5時に震度6強の地震が発生として訓練を開始しました。

まず正副会長・防災部長が地域防災拠点である駒林小学校へ集合し、緊急電話連絡網でブロック長へ拠点への集合を呼びかけました。

 

ブロック長、食料物資班、情報班、庶務班、救出救護班が集合後、青会長の訓練開始宣言でスタートしました。

 

すぐに防災備蓄庫の解錠をし、各班は任務に入りました。

 

庶務班は避難所の安全を目視で確認をし、停電と断水はしているが安全の確保ができたので、防災電話を設置して災害対策本部「港北区役所総務課」に避難所を開設すること、停電と断水をしていることを報告しました。

 

救出救護班は停電のため発電機とランタン等照明器具の準備をし、情報班は、避難者確認の受付を作りました。

 

受付では、西町会は「避難者カード」を各家庭に配布しているため、事前に記入できる氏名等は記入し、各家庭で保管しています。受付では、その「避難者カード」の内容確認をし、避難者数、避難状況を把握しました。「避難者カード」を忘れた方は受付で記入を頂きました。

今回の訓練は人数制限と体調の悪い方は不参加としましたので、受付では、「健康状態チェックシート」は配布しました。

 

食料物資班は、夜間訓練者用の食料品(アルファ米)の準備をしました。

避難所内では、間仕切りテントの設置、段ボールベッドの組み立て、簡易トイレの組み立てを行いましたが、参加者全員が組み立てができるように、何度も組み立て直しを行いました。

 

間仕切りテントの組み立ては簡単でしたが、しまい方に手こずることもありました。簡易トイレは組み立て方が難しく、こちらも手こずりましたが何度も行うことでスムーズにできるようになりました。

 

最後に日吉消防出張所の所長より、講評を頂き、食料物資班が食料(アルファ米と非常災害用保存飲料水)の配布を行いました。

 

夜間訓練の参加者は、77名で、宿泊訓練の参加者は4名でした。

 

明日も朝から訓練です。

 

・各世帯に配布している「避難者カード」     ・避難時に受付で行う、健康チェックシート


・10月1日(土曜)の訓練内容です

 

今回は事前に9時から避難者の受付をすると参加予定の班長さんに連絡を入れてありましたので、関係者は事前に集合し、避難者(今回の訓練は班長)を受け入れるために「本部の設営」と会場作りを行いました。

 

9時に青会長による避難者開設宣言があり、訓練スタートです。

 

情報班は、避難者の受け付けをしました。体温を計り、手指の消毒をし、昨晩同様「避難者カード」の内容の確認、回収を行いました。

 

アマチュア無線により、港北区災害本部へ「避難所開設」と9時45分時点の避難者人数117名を報告をしました。

 

1日は港北区からの紹介で、防災機材サポータークラブ横浜の方が5名参加してくださり、各訓練の指導をしてくれました。

 

救出救護班は、発電機、担架、リヤカー、下水道直結式災害用トイレの注水と排水、組み立て訓練を担当。

消防団は、水消火器訓練を担当。

食料物資班は、移動炊飯器「まかないくん」の使い方は、防災機材サポータークラブの指導を受けての、炊飯訓練を担当。また、救出救護班と一緒に、災害用トイレの注水、組み立て訓練も担当です。

家庭防災員は、三角巾訓練を担当。

 

避難者(班長)は、受け付けを済ませたら、上記の水消火器訓練、三角巾訓練、下水道直結式災害用トイレの見学、発電機の使い方の訓練に空いているところを見つけて、参加しました。

特に災害用トイレでは、複数の質問が出て、みなさん熱心に見学をしていました。

 

その他に、要援護者支援者支援班は、地図を頼りに支援者の避難サポートを行いました。トランシーバーを使い本部とやり取りをしながら、車いす利用者の避難に立ち会いました。

 

今回初めて、「医療機関報告書持ち込み訓練」を行いました。

 

災害時に電話やインターネットが使用不可になった際、医師会、歯科医師会、薬剤師会加入の医療機関が開設(被災)情報(医療機関報告書)を地域防災拠点に報告をする訓練も行いました。

その受付を、港北区役所担当の方と庶務班で行い集約をし、災害本部へ防災電話を使い状況報告をしました。

 

合計18医療機関からの情報を頂きました。医療機関のみなさま訓練へのご協力ありがとうございました。

 

「医療機関報告書」は避難者も確認できるように誰でもが見やすいところに情報班が掲示しました。

 

各訓練が終了後、田代消防署長の講評と自宅での火災報知器感知訓練の説明を受け、防災部長の終了宣言にて終了いたしました。

 

その後、体育館の避難生活の見学(段ボールベッド、簡易トイレ、テント)と災害を忘れないために「阪神・淡路大震災」と「東日本大震災」等の写真を見学し、備蓄庫に保管されていて賞味期限がまもなく切れる「非常災害用保存飲料水」「災害用保存パン」「災害救助用クラッカー」を食料物資班が配布して終了となりました。

 

最終的に2日間の避難者と訓練参加者の合計は、234名でした。

 

今回の訓練は事前に準備は行わず、集まった人で協力し、臨機応変に被災者を受け入れるということも目的としておりました。

 

防災備蓄庫からの資機材の持ち出し人数が少ないというご意見や、現場で物が足りず走り回って資材を探したり、炊き出し訓練では詳しく「まかないくん」の使い方の説明を頂いたので、ご飯の炊き出しが訓練最終時間に間に合わないという事態も起きましたが、無事に終了いたしました。

食料物資班からは、知らなかった知識を得ることができて良かったという報告がはいりましたので、炊き出しは終了時間に間に合わなかったのですが、災害時には生きる訓練だったと思います。

 


・11時40分から12時まで、各家庭で、火災報知器点検を行いました。

 

日吉消防署長が「日吉本町いきいき会館」で待期してくださり、会員からの連絡に対応してくださいました。

電話が3件、来訪が1件あり、電池交換等の説明をしてくださいました。

 

日吉消防署田代所長、二日間、ありがとうございました。