文化部アートと建築と景観。歴史を知る横須賀さんぽ 20241117

11月6日(水)8時45分いきいき会館前集合でバスに乗り込み、「アートと建築と景観 そして歴史を知る横須賀さんぽ」に出発しました。

横浜市の南隣の横須賀市にて沢山の新しい発見のある楽しいバス研修会でした。

 

今年も横浜市交通局協力会旅行センターの横浜リムジンバスにお願いし、50名が乗り込み、まずは横須賀美術館へ向かいました。心配された天気も、当日は曇りから晴れとなり、絶好のバス旅行日となりました

参加者の集合出欠確認時に、歩いて疲れないようにと、ペットボトルのお茶とお菓子(チョコ、おせんべい等)をお渡ししました。

 

晴天時&早着時は走水神社でバスを降車し、参拝とボードウォークを散策しながら、徒歩で美術館へ向かう計画もありましたが、足腰不安の声を複数の方から伺っていましたので、散策の案は取りやめて、横須賀美術館に直行しました。

横須賀美術館は市政100周年を記念し、2007年に開館しました。目の前には東京湾が広がる三浦半島屈指のロケーションに立地する海と緑に囲まれた絶景の美術館で、看板を囲んで集合写真を撮りました。

その後は自由行動で、近代美術品を鑑賞したり、らせん階段またはガラスのエレベーターで屋上に行って海上の船や何匹も舞っているトンビを見たり、常設展示している谷内六郎館では、「週刊新潮」の絵表紙で有名な谷内六郎の昭和の懐かしい風景やいきいきとした子ども達の様子の絵やコラムを鑑賞しました。表紙絵は不透明水彩を使っており、中には実物の網やレース、砂などを使った作品もありました。

 

 

ランチは、「コーヒーとワインのお店 レストア観音崎店」で観音崎の絶景のオーシャンビューを眺めながら、横須賀三浦野菜ふんだんの食事(シェフお任せのネオ湘南カレープレート)とコーヒー等をいただきました。

食後の散策は直ぐ近くの「たたら浜」のマイルストーン(黒船:1853年ペリー提督が率いるアメリカ海軍東インド艦隊の蒸気船二隻を含む艦船四隻が横須賀浦賀沖に来航)に関連してか、初代ゴジラの初上陸地を記念しての足跡(十分の一の縮尺)を見ては、実際(映画)の初上陸は観音崎ではなく芝浦といった談議に花を咲かせました。

次はいよいよ走水低砲台跡の見学で、ガイド付きのツアーに参加しました。なお、見学は、5チームと更に「足腰不安チーム」の計六チームに分かれて砲台の遺構(砲台・弾薬庫・兵舎等)を見学しました。走水低砲台は、明治18年から19年に建設された砲台で、27センチメートル加農砲四門を備え、東京湾要塞を構成する砲台の一つとして首都東京を守る任務にあたりました。

 

しかし日清、日露戦争とも交戦することはなく、関東大震災で被害を受けたが、その後、横須賀重砲兵学校の演習砲台として復旧し、終戦まで稼働状態にあったため、殆どの遺構が良好な状態で現在も残っています。東京湾要塞の砲台は浦賀水道の東西の神奈川県と千葉県に合計32ありますが、東京湾で一番狭い湾口にあり対岸(千葉県・富津岬)との距離が狭く、富津に比べてなだらかな起伏が続く丘陵地が観音埼であるため、砲弾の中心拠点となり、横須賀市には32の砲台の多くがあり、しかも砲台からの実践発射は一度も無しと聞き驚くと同時に実践がなかったことは良かったと思いました。

歴史を知る見学後は、走水低砲台跡の入り口をバックに集合写真を撮りました。

 

その後は、「よこすか ポートマーケット」に移動して三浦半島の新鮮な野菜や魚、デザートなどなどの食材の買い物を楽しみました。

 

美術館を巡り、歩いて散策し、そしてお腹もいっぱいになり!!バスにて帰路に向かいました。11月23日~24日の文化祭と、12月8日は落語会を西町会のいきいき会館で開催することをご連絡して、怪我もなく元気にいきいき会館に戻りました。

 

皆さん大変楽しんでいただいたようで、来年も参加したいとのお言葉を多数の方からいただきました。ありがとうございます。

来年度も11月にバス見学旅行を企画しますので是非お楽しみにしていてください。